パッチワークのカウンター

9月に水面下(?)で関わらせていただいた、
カウンターのお仕事。
お店がオープンになったのでご紹介します。

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日本茶を出されるお店の喫茶用カウンターとして、
支給の板5枚をパッチワークのようにつぎはぎして一枚に見立てました。
元は椀木地用のトチの4寸板を製材所でスライスするところから開始。
板の配置に付いてはお客様と綿密に相談し、
接合方法にも細心の配慮をしました。
現場での組み立て風景がこちら。

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仕上がり長さ4メートル、幅80センチ、7センチの板は重すぎて一体では輸送不可のため、
工房で組み立て準備の仕込をして、
組み立ては現場で行いました。
ずれ止めの「サネ」を入れ、
工房での予行演習に沿って一枚ずつ組んできます。
組みあがった板の境目を縫うように、
アサダのチギリをはめ込んでいきました。

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現場に据え付いたカウンターは、
木の存在感を存分に放っています。
それでいて、端正なトチの木肌、手触りの良さ、チギリのアクセントなど、
柔らかな印象も受ける、面白いものになったと思います。
仕上がりにご満足いただいた上で「大変だったでしょう」と声を掛けられましたが、
大掛かりな作業ではあったけど、
お客様のイメージを形にするために段取りを組み、
それをひとつずつクリアーしてゴールに向かっていく作業は、
この仕事の喜びを真に感じさせてくれるものでした。

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こちらのお仕事では、
靴を脱いで上がるための踏み台も作らせていただきました。

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カウンターに使った板を製材して余った材を使用。
タイルの色にトチの白が映えます。

日本茶のカウンタースペースと、
漆の器などを扱うギャラリースペース、
紹介制の宿泊スペースもある、面白いお店です。
古く貴重な建物を使い継いで、
人をつなぐ場にしていきたいとの店主さんの思いにも共感するところ多く、
大切な場所が一つ増えたことが嬉しい仕事でした。

「日日」 「冬夏」

京都市上京区信富町298
075-254-7533

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食器棚

我がダイニングに食器棚がやって来ました。
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スリムでシンプルなので、あまり圧迫感はありません。
収納力も、一見少なそうでしたが、思ったより沢山入りました。

上段のガラス扉を開けたところ。
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下段、木の扉を開けたところ。
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十分な収納量です。本当はもう少し食器を増やしたかったけど、
これをキープするために我慢します。
今までは仮の棚にオープン収納でしたが、埃はかかるし、
子供が勝手にお皿を出してきて困りましたが、これからはそういう心配もなし。
さらに食器棚の上におやつを置いたら、子供が勝手に取れなくなるという
嬉しいおまけまでついてきました。
重宝する食器棚です。

昨日、毎年仕込むカリンのはちみつ漬けをつくりました。
一日で早速エキスが出てきています。
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毎年冬にはこれをお湯割りで飲んで、風邪に備えています。
今年はしょうがもプラスしてみました。
効果のほどはわかりませんが、とにかく美味しいので
うちは子供たちも大好きです。
スライスして蜂蜜につけるだけですので、カリンが手に入ったらぜひ試してみて下さい。(ツ)

ナラの作業台

秋深まる京北。

実を付けるのが早かった分、
色づくのも早い気のする庭の木々。

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派手な紅葉ショーはないけど、
ささやかに色づき、朽ちて、散っていきます。
数年後には仲間入りできるよう、
カエデの苗木を植えました。

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あれこれとある「作りたかったものシリーズ」の中の一品、
作業テーブルを作りました。

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京北近郊ナラ材。
色目は白っぽく、ガシガシ系。
カンナで仕上がるかしらと不安でしたが、
思いのほかスムーズに仕上げられ、
下手なりにも上達してきたか?と悦に入る始末。
乾燥期間は十分。
十分過ぎて虫食いや割れが結構ありましたが、
自分たちで使うのでそれは気にしない気にしない。

脚と反り止め、幕板の接合の様子。

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伸びきった吸い付き残に脚が相欠きではまります。
建築で見られるような仕口。
作業台なので構造体が強調されるようなこんな仕口もまた似合います。

スプーン教室など、
ものづくりに訪れた方に使ってもらえるように開放したいと思っています。